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今年もよろしくお願いいたします

楠の杜訪問看護ステーションのST加藤です。遅くなってしまいましたが、本年もよろしくお願いいたします。

さて、年始早々、利用者さんのおうちで季節の行事やご本人らしさに触れる、訪問の醍醐味と言えるような素敵な出来事がありましたので、皆様にもおすそ分けです!

1つ目:「年越し蕎麦」と「お雑煮」の絵!(^^)!

「色紙画家」として活動されている利用者さん。訪問の度に季節の花々や故郷の北海道から送られてきた野菜、お出かけ先でスケッチした風景などの絵を見せていただいているのですが、最近レパートリーに加わったのが、食べ物シリーズ!仙川のとんかつ屋さん、調布の餃子屋さん、などなど、見ているこちらもお腹が空いてきます!

その方が年始最初の訪問で見せて下さったのが、年越し蕎麦とお雑煮の絵。墨絵なのに、まるで色が見えるようですよね!一緒に年越しをしたような気分を味わわせて頂きました!

2つ目:七草粥!(^^)!

七草は早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うと言われており、無病息災を祈るために粥に入れて食べるようになったそうです。昨年後半に誤嚥性肺炎を乗り越えた利用者様から、「例年通り七草粥を食べたいな」とのリクエストが。

菜っ葉類が喉に引っ掛からないかドキドキしましたが、奥様と協力して柔らかく煮た七草を細かく刻んでお粥に混ぜ、水分が分離しないようトロミ剤を少しだけ追加して、ちょうどいい塩梅の七草粥が完成!「美味しいよ!」と完食するお姿を見て、こちらも新年から元気を頂きました!

そして、帰りがけご本人から「来年も一緒に食べましょう」の一言。誤嚥性肺炎の苦しい時期を在宅で乗り切ったからこそ、「来年」という言葉が出たことがとても嬉しく、今年も「これは食べられない」ではなく、「こうすれば食べられる」をモットーに、STとしてベストを尽くそうという思いを新たにしました。

今年も利用者さんのものがたりを大切に*^^)v