もしものときのために…
こんにちは楠の杜訪問看護ステーションの宮川です(^^♪。
今日は近隣の病院で研修会があり参加してきました!!
研修内容は「ALS(筋委縮性側索硬化症)患者の人工呼吸器をめぐる意思決定支援」
ALSは運動神経系(運動ニューロン)が選択的に障害される進行性の神経疾患です。
運動神経系は、脳から脊髄(あるいは延髄)につながる上位運動ニューロンと、
脊髄(あるいは延髄)から末梢へつながる下位運動ニューロンに大別されます。
ALSではこの上位運動ニューロンと下位運動ニューロンの両方が障害されるという
特徴があります。(メディカルノートより抜粋)
よくわかりませーん”(-“”-)”と言う方に簡単にご説明すると徐々に全身の筋力が低下
してきて、飲み込む力や呼吸する力も無くなり、意思を伝える事も難しくなる難病です。
「じゃあ、胃に直接栄養を入れる胃ろうを作ったり、呼吸器をつければ問題ないよね!!!」
っと思いますが、そう簡単にはいきませんよね。
胃ろうを作ったり呼吸器をつけるということは、たしかに延命につながります。
しかし、自分の思った生活が出来ない事や、家族や介護者の負担が増える事も一般的です。
「家族に迷惑をかけたくない」、「何のために生きるのかわからない」、「今でも介護
が大変なのに呼吸器をつけたらとても家では看れない」など…
病状の進行の狭間で、本人・家族の苦悩や葛藤、同時に支える支援者にも苦悩や葛藤
があります。
「もしものときのために…」
誰でも、いつでも命に関わる大きな病気やけがをする可能性があります。
命の危険が迫った状態になると約70%の方が、医療やケアなどを自分で決めたり
望みを人に伝えたりすることが出来なくなると言われています。
そんな「もしものときのために…」自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い
共有する事が大切です。
・あなたが大切にしていることは何ですか
・あなたが望まない事は何ですか
・あなたが信頼できる人は誰ですか
・話し合いの結果を大切な人たちに伝えていますか
今日、明日、一週間後、一年後、十年後……
誰でも、いつでも何が起きるかわかりません。
大切な人や信頼できる人と「もしものときのために…」
話し合いましょう(^_^)
それではまた(^^)/~~~