出来ることが増える喜びを一緒に!

こんにちは、理学療法士の大用です。今回は自分が4年半担当させたいただいている利用者さんについてご紹介します。
現在88歳のKさん。ご主人とお二人暮らしです。2020年に下肢動脈閉塞でショック状態となり、命を救うために右足の付け根から切断という大手術を経験しました。その後はリハビリを週3回続けながら、左足1本と車椅子で生活していらっしゃいます。
手術を受けた時、既に80代を越えていたKさん。しかし、元々フラダンスや旅行など活動的に過ごしていらっしゃったこともあり、リハビリ開始当初から、「家のことや自分のことで出来ることはやれるようになりたい!」と強い希望が聞かれました。
最初は立つことやバランスが取ることも難しい状態でしたが、リハビリの時間以外にも自主トレーニングに積極的に取り組まれ、残った左足、そして身体を支える体幹の筋力もどんどん強くなっていきました。
その結果、1人でのシャワー浴、洗い物や家事、介護タクシーを利用して外出など、80代後半になられた今でも、活発に生活されています。
もちろん、リハビリや福祉用具を導入しても出来ないことも多々あります。全ての目標が達成できたわけではありませんが、Kさんと共に「できることが増える喜び」を感じながら一歩一歩進んできた4年半でした。
今後の目標「浴槽に入れるようになること」「100歳まで左足を大事にしながら外出しながら生活したい」に少しでも力になっていけたら思っています。